先日修了式を終えた4期生と1〜3期生も交えての学びと交流の場となるスプリングフォーラムを開催いたしました。
今回は姉妹塾のやまが未来創造塾から3名の方にお越しいただき、発表と交流も行わせていただきました。
山鹿市 総合戦略課 阿蘇品 泰伸 様
山鹿市役所でやまが未来創造塾を担当されている、阿蘇品さんから山鹿市の課題と取り組みついてお話をいただきました。
また、やまが未来創造塾では先日2月末に第2期生の修了式を終え、現在24名の修了生を輩出されてます。1期生では、農業の担い手不足という課題に対し、6次産業化を検討。昨年7月にはすでに塾の修了生3人名が連携してスイカアイスの製造販売をスタートしています。もう一例として、無店舗でドーナッツを販売していたが、昨年12月に店舗をオープン。山鹿市の中心街の空洞化と子育てママの活躍の場が少ないという課題に対しクラウドファンディングを活用。子育てママ5人を雇用するまでになっています。
やまが未来創造塾 1期生 市原 邦彦 様
家族で経営しているPASTORALについての紹介をいただく。
アイスクリーム製造、農業、洋菓子店の3つの事業を経営。1997年からアイスクリームの製造を行い全国から多くの依頼をいただきOEMが主体。2012年から農業の後継者不足で原材料の農産物が収穫できなくなる懸念から農業に参入し栗と無農薬のあいがも米、ワイン用のぶどうなどを生産。さらに、アイスクリームの季節変動とOEMではなくオリジナルブランドとしてアイスクリームを販売したいという思いもあり2018年に洋菓子店をオープン。
今後の計画として、ぶどうの生産を生かしてワイナリーを立ち上げて、地域課題でもある高齢化、人口減少、農家の担い手不足などに向き合っていきたい。
やまが未来創造塾 1期生 富田 康平 様
富田さんの自己紹介と経歴と現在の勤務先でもある母親の経営する株式会社再起についての紹介いただく。
株式会社再起は作業療法士の母と志を共にする方(現在の主任)と2人で設立。現在はデイサービスを2件経営しており、65名ほどの方に利用していただいています。
昨年2024年11月に3つ目の事業として飲食店をオープンしました。
デイサービスでは利用者の方のヒストリーや得意なこと好きなことなどをもとにリハビリを行っていただいています。食事なども健康に気を使うのも大事ですが、その人の好みにあわせたメニューを取り入れています。
オープンした飲食店では、ノンアルコールカクテルを売りにしたレストランとなっておりのんびり過ごしていただけるような空間も提供しています。さらに個人で行なっている占いをお店でサービスし「ノンアルコールカクテル」×「占い」×「くつろげる空間」として多くのお客様に楽しんでいただいています。
介護事業者でもあるので、飲食店を活用した機能改善活動や人材採用などにも繋げていきたいと考えています。
まちづくりの先生から教えていただいた地域に入るために必要な3要素・まずは地域のことを知る・地域の人と共に汗を流す・地域の声に耳を傾ける
阿蘇地域振興デザインセンター 事務局員 吉岡 晃宏
阿蘇地域振興デザインセンターの概要と阿蘇地域における地域課題について。人口減少の課題に立ち向かうため阿蘇地域でも未来創造塾を開始いたしました。
ここからはあそ未来創造塾のご紹介をいたします。
1期生 山本美奈子さん このあと発表がありますのでご期待ください。
1期生 甲斐弘人さんオーガニックオーツーを令和6年8月に創業しオートミールの販売を行っています。
2期生 野中千佳夏子さんこのあと発表があります。
3期生 三辻忍さん マサラキッチン地域コミュニティに参加し徐々に地域に馴染んできている。オリジナルスパイスも販売中
3期生 家入 夏来さん牛脂を使ったクッキーの生産イベントなどでの販売を実施
3期生 三浦めぐみさん地域おこし協力隊任期後の定住が課題地域のお土産がないことから町内にある杖立温泉を使った入浴剤とボディークリームを生産販売
3期生 御木徳大さんこの後発表よていです
4期生 古澤麻衣さん先日修了式を終えたばかりですが、本日発表していただきます。
あそ未来創造塾 1期生 山本 美奈子 さん
山本さんが小国町へ移住するまでの道のりと未来創造塾に参加してから、そして現在について発表いただきました。
あそ未来創造塾に入ってよかったこと①頭のなかを整理して「見える化」できたこと②「魔法の方程式」を教えてもらえたこと
塾に来た時は、コーヒー店をしたと思っていましたがそのほか何も決まっていなかった状態でした。地域課題 × 自己課題 の話を聞いてから「地熱珈琲」という名前が生まれました。このことによりコーヒーに付加価値をつけることができ多くの人に知っていたけるようになりました。
あそ未来創造塾2期生 野中千夏子さん
野中さんが木工職人になるまでと作った木工作品の紹介をしていただきました。
今までやったことのない自分の不得意な分野にチャレンジしたいと思い木工職人になりたくて阿蘇を目指してやってきました。阿蘇南郷檜という檜にとても興味を持ち高森町に地域おこし協力隊として移住してきました。
現在は開業して4年ほどになりますが、私の作っているものは木で作れるものならなんでも作っています。神棚や神社へ奉納するものなども作成しています。木の年輪が好きで、これからも年輪を生かした作品を作っています。
あそ未来創造塾3期生 御木徳大さん
2023年に南阿蘇村の地域おこし協力隊新規就農プロジェクトに参加して移住された御木さんの活動を紹介いただきました。
地域おこし協力隊を1年できりあげ2024年から一歩踏み込んだ農業研修生受入協議会に参加し本格的に農家になるための研修を行なっています。現在研修2年目で来年2026年には独立就農の予定です。
3期生としてあそ未来創造塾で学んだことは「つなげる」ことだと思っています。かけ合わせることで新しい価値を創出するということが可能だと見出すことができました。今まで趣味で描いていたイラストをプレゼン資料に使い始めたところ、就農に向けての取り組みよりもイラストのほうが印象が強かったようで、その後イラスト制作の仕事をご依頼いただくなど、思っていていないことが起こりはじめました。その後も、イラストをベースに繋がりが増えてきました。
その後の展開として、繋がりからさらに発展し、現在は養鶏をすることになり、自身の就農事業への広がりもできるようになっています。
「思いがけない展開の連続」「乗っかる方が面白い」「つなげてからめてかけ合わせる」とういことを実感しています。
あそ未来創造塾4期生 古澤麻衣さん
高校から地元の南阿蘇をはなれて、学業と仕事に愛知と大阪で働いていた古澤さんが2022年に南阿蘇村にUターンしてからの取り組みを紹介していただきました。
作業療法士という、阿蘇郡市では2名しかいない資格を持っていることから使命を持って活動したいと思っています。Uターンしてからは「ケアの先手を打てる関係性の構築」という熊本地震で得た教訓を生かし、地域食堂・運動教室・イベントの開催などを行なってきました。運動面では、南阿蘇の特徴として幅広世代の移住者がいますが、高齢になるとなかなか地域の活動に参加しにくいという課題がありました。そこで移住者の方でも気軽に参加できるワンコインの運動教室を行い、カラダを動かしながらコミュニケーションを取れる方法を作り出し、現在も続けています。
また、地域食堂は運動教室のワンコインを使って運営し、主に子育て世代の移住者を協力者として参加してもらい、新しいコミュニティを作り出してます。
取り組みたいことがたくさんあるのですが、一人でできることが限られてしまい悩みながらあそ未来創造塾に参加。半年間みなさんと学びお互いを知ることで、取り組みたい事業の実現が見えてきました。その方法として、あそ未来創造塾4期生のみなさんの力を借りてコラボすることで実現できるのではないかと思っています。
この塾に参加することで、前に進みはじめています。「かっこいい百姓(百の志事とする女)に私はなる!」という目標に向けてこれからスタートしてまいります。
先日修了式を終えた4期生のポスターとあわせて1〜3期生のポスターを掲示。
公益財団法人阿蘇地域振興デザインセンター 事務局長代行 江藤訓重
あそ未来創造塾がはじまって4年が経ちましたが、思ってもみない展開になってきていて嬉しいと思っています。一番大事なことは皆さんがつながったことだと思っています。次の5期生にもぜひ繋げていってください。人は何歳になっても成長することが大事だと思っています。
熊本大学 熊本創生推進機構 鍋屋 安則 准教授
あそ未来創造塾のいい雰囲気を実感させてもらいました。期を超えた繋がりがあることはとてもいいことだと思っています。
また、今日はやまが未来創造塾からも参加してもらって地域を超えた繋がりができていることが素晴らしいと思います。天草でも同様に他の地域を交流がはじまっています。
「地域課題」「自社課題」を深掘りしていってもらいたいと思っています。
田辺市では未来創造塾をはじめて10年になりますが、地域がとても変わったように思います。みなさんもぜひこれからも頑張ってください。
公益財団法人阿蘇地域振興デザインセンター 次期事務局長 田端文一
今日はあそ未来創造塾スプリングフォーラムに参加いただきありがとうございました。
阿蘇の未来を見据え地域課題や活性化について貴重な意見交換がされたのではないかと思っています。1月からみなさんと共に塾に参加させていたいておりますが、4期生の仲が良いことがとても伝わってきました。
デザインセンターでは今後も未来創造塾をはじめとして、キャリア教育や中高生の教育出会ったり、観光リーダーなど人材育成に力を入れてまいります。持続可能な阿蘇地域の未来を創造していきたいと思っています。