阿蘇ジオパーク推進協議会 事務局長 永田 紘樹 氏
あたりまえのことをもう一度考えてみる。
水とは?流れる、たまる、しみこむ、かわく など状態が変化する物質です。同じ「水」でも人のタイムスケールで考える水と地球規模のタイムスケールで考える水では考え方が大きく異なると思います。なんとなく「水」と思っているものを、もう一度考え直してみることでビジネスやサスティナブルな考えに繋がっていくのではないでしょうか。
阿蘇は火山活動により多くの水を蓄えるようになっています。また、森林よりも草原の方が水をたくさん蓄えることができます。そう思うと、草原の維持は水の保全につながります。そして、雨として降った水は最終的には海へ流れていきます。
さらには、近年の気候変動により雨の振り方が変わってきています。短時間に多くの雨が降ると地中に浸透する前に流れていってしまうということがわかってきています。気候変動を止めることも、阿蘇の地下水の保全となります。
よく耳にする「持続可能な開発」とは、「将来世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」と定義されています。持続可能な社会とは未来をどうするかということが大事ですが、私たちには残念ながら未来のことを明らかにすることはわかりません。その未来を知るために、過去を知ることが重要で過去の事例から現在の状態を知ることで、どのように変化した知ることができます。
そのために過去を調べるのですが、そのタイムスケールを人のスケールではなく、地球レベルで見ることで、違った視点を得られるようになるのではないでしょうか。
次回からはじまる演習にむけて各グループ単位で、自分のビジネスプランを発表し、その後グループ内での意見交換を行いました。