地方の現状と自らの挑戦心から起業に至った経緯を説明。一般社団法人ウラニワの企業理念と概念について紹介があり、会社が展開する「NISHIZATO TERAS」について小国町の旧西里小学校を持続可能な地域の発展を担う活動拠点とする企画も発表。
また補助金を活用した「roughcamp構想」では、耕作放棄地の解消、キャンプ需要の高まりを目的・背景とする阿蘇の土地の価値を再定義する試みで法人設立に至った。起業してからの感想「最終的に判断するのは自分」という話もあり、塾生も話に耳を傾けていた。
産学官金みんな一緒になっての共創の場がいま求められている。だれとだれがつながっているのか、ウィンウィンの関係なのか注意しながら聞いていただきたい。
自身も10年前に就農されており、農業のイメージが変わった出会いがあったとのこと。
また、現在の事業説明をなされ、農業のみならず、受託作業・羊、牛肉の精肉加工、販売、さらに阿蘇高菜の種子を使用したマスタードの製造販売もされているという説明あり。特にマスタードは塩や酢にこだわり、阿蘇地域内の物産館などで購入できる。6次産業に取り組む理由としては、高単価値の商品の生産が必要がわかったこと、模索している中で加工販売に結び付いたとのこと。マスタードをつくり続けたいという理由については、電気牧柵を貼らなくてもよいこと、遊休農地の活用に繋がること。今後も阿蘇たかな事業と阿蘇ひつじ事業により、余ってくる農地・放牧地の活用につなげたい。
恩師との出会いが自身を変えたとの説明。以前は、旅行会社での旅行商品通販の制作、みなみ阿蘇ビール事業にも携わられた事例の説明があった。
試験栽培に向けた視察から試験栽培、農福連携に向かっての苦労や喜び。みなみ阿蘇ビール事業は、農業者、商業者、社会福祉サービス会社が連携し、新たな付加価値を有するビール事業であり、クラフトビールには新規性の高い阿蘇産ホップを採用されている。
阿蘇ジオアート事業では、新たな観光資源の創出を狙い田んぼアートを核とした事業を展開予定。その田んぼでとれる米を「ジオアート米」としてクラウドファンディングにも返礼品活用予定。
【家入さん】3名ともいろいろなことにチャレンジされていて尊敬する。
【阿南さん】3人の方に共通されているのが、やはり他との繋がりが強い。同じ意識を持っているから物事もものすごいスピードで進んでいるのでは。
【御木さん】先駆者であるみなさんに飛び込んで声をかけさせていただこうと思う。
【三浦さん】貴重な話を聞けて良かった。地道に計画を練られていて、優秀だと感じた。一歩踏み出してみようと思った。
【中武さん】自分の足で飛び込まないといけない。行動しないとやはり進まないことが分かった。
【三辻さん】自分の中でまだ点になっているところがあり、ストーリー化していないのが分かった。自分だけでは進まないので、もっと周りの力を借りるのが大事。
【倉戸さん】偶然のきっかけ繋がりもあるのでは。自分は動くことが出来てないので、まず動いてみようと思った。
【渡辺さん】マスタードを阿蘇高菜で作るという発想がすごい。新しい発想をオリジナルにするのは大変。
【菅さん】一年間みなさん経験しながら進むべき方向へ行ければいいのでは。
今後、実際にプランをヒアリングしていくスケジュールと聞いている。佐藤農園さんは高菜の種子に目をつけて、阿蘇高菜の新しい可能性で新しい製品を作れた。事業プランに迷っている方も佐藤農園さんのマスタードはヒントになるのでは。
今からプランを策定されると思いますが、実際の一つの実践により見えてくるものがあると思う。人と繋がることにより成功が見えてくる。
計画を練るうえで、数字は大事だが、根本的なことを学ぶというのが大事。夢に向かってがんばっていただきたい。
地域で連携してやっていくと何か新しいものが生まれていく。私たちは中小企業向けの支援策を持っているのでぜひ相談をお願いしたい。
高森では花彩ドレッシング製作の支援をしたことがあるが素晴らしいこと。こういうプランに向かって頑張ってほしい。