田辺市よりzoomによる熊本県阿蘇広域、玉名市、富山県南砺市ハイブリッド講義
岩名さん講義:田辺市7年目。高齢化の問題はなんにも解決していない。高齢化のスピードが早い。まずはアイスブレイクのためワークから。
自分の周りのおじいちゃん、おばあちゃんを思い浮かべながら考えてほしい。
〇40歳のあなたが10歳の時におじいちゃんが70歳。おじいちゃんは何年生まれでどんな人生?
回答:戦争前夜くらいの時代。
〇2035年に75歳になる人は何年生まれでどんな人生?
回答:右肩あがりの高度成長時代。
それぞれ体験している時代が違う。
市場の高齢化。高齢者の市場化。食事、スポーツジムなど高齢者への対応。
日本医師会、Jマップ。グラフの説明。医療の需要は落ちていく。介護の需要は増えるが全国の水準よりは低い。(田辺市、阿蘇広域、玉名市、南砺市のデータ)
80歳くらいからは完璧な元気な人はいない。ちょっとだけ支援が必要。
食事が単調になるとやせてくる。お肉を食べることが大事。
85歳以上の方が1割を超えてくる。介護の認定率を見ると80歳から85歳の段階で認定率が上がってくる。若い人が工夫をして生活を支えている。
介護保険サービスについて。自分の個室が無い老後。デイサービスの参加者は女性が多い。男性は、本当は雀荘に行きたい、スナックに行きたいニーズがある。海やたき火を前にすると話しやすい。同じ高齢者でも過ごしてきた時代が違うと好きな物が違う。多様化している。
地域包括ケアシステムについて。場所が変わると緊張する。人間関係が変わると緊張する。
居所を変えないコト、なじみの関係性を維持するが大切なポイント。施設ケアから在宅ケアを目指している。選択枝のある生活の継続を目指す。地域包括ケアの植木鉢図。買い物支援、宅配のビジネスのお話。いろんな買い物の仕方がある。介護保険はすべての範囲をカバーしていた。時代とともに介護保険がカバーする範囲が専門分野の範囲に狭まっている。これから先介護保険を支えている人が減っていく。
【Q】南砺市:子供たちの将来が不安【A】30年くらい過ぎると山を越える落ち着く見込み
【Q】阿蘇広域 野村さん:高齢者に世代による違いがある、セカンドキャリアとして地域に何かしたい人が多い。適正価格を払えるような仕組みを考える。【A】住民主体という言葉。ボランティアから有償ボランティアへ。ボランティア奨励金へ自治体が少し上乗せするシステムがある。一致団結から多様性の時代へ。
【Q】玉名市:郵便局ではお客さんの世代は現在70歳あまり変わらないのかな?【A】お金周り、手続きのサポートに地域のニーズがある。郵便局ならば頼りになる。郵便局に行くついでに解決できれば。できるだけ多くの人がちょっとだけ気にかける。
【Q】田辺市:国の制度に問題があるのでは。サービスを受けられる人と受けられない人がいる。行政をかませた方が良いのでは。【A】行政が入ると公平性を求められる。形がキッチリ固まった物。民間の柔軟性が失われる。多様性のある選択を増やす。行政の受け皿という考え方では良い物はできない。協働の仕方が大事。
介護保険ホームヘルプについて。老計10号。身体介助と生活介助。助す家事サービス。ホームヘルパーさんは高齢者の方が多い。人手不足により生活援助ができなくなってきている。どんなサービスを利用しているか、ほとんど掃除と買い物。これからは需要が増えてくる。
手芸教室をしていたおばあちゃんへ通所・訪問介護サービスでは、今までの手芸教室を続けられない。友人の援助や助け合い、民間サービス、トレーニングでおぎない継続することはできないか。もっと多様なサービスの形。
オープンイノベーションが必要。田辺市のシリコンバーはオープンイノベーションの典型。標準化されたライフスタイルから多様な生活スタイル。大量生産の時代から他品種少量生産の時代。よりたくさんではなくより柔軟に。
「ついで」と「ながら」サービスを考える。
●町田市「でんかのヤマグチ」のお話。家電は定価で売る。住まいのことはなんでも対応している。ヤマグチは駆けつけます。高齢者は何かあったときに対処できないので不安。
●移動販売のとくし丸。コンビニエンスストアなどが地域の見守り機能がある。地域で共生していくために居場所をたくさん作ることが大切。
●介護事業者「あおいけあ」多世代型アパート。
●喫茶ランドリー、まちの家事室。モグラ室。かけ算で生まれるコミュニティ-。
●移動支援について。男性については「行きたいときに行きたい」チョイソコえちぜん。
中山間地のラーメン屋さんにはカレーがおいてある。柔軟性が大事。高齢者はちょこっと支援してほしい。
あなたのビジネスは
●人口構造の影響を受けますか?その準備はできていますか?●高齢者がなぜサービスを買わないのか?●細かく売っていませんか。●ついでにできることはないですか。
【Q】田辺市から:生活の片付けサービスをイメージ。50代の方にどうアプローチしていくのか。お客さんの素性を聞かない。【A】距離の取り方が難しい。他業者がいると良い。つなぐ人として地域コーディネーターの方がいる。地元の行政の方がチャンネルをたくさんもっていることが大事。
【Q】田辺市から:職人さんに理解してもらうには、女性は成功確率が高い。男性の場合は足を運び相手に教えてもらう姿勢。承認することが大切。安全欲求、安心、快適を満たすことが介護に大事なコトが分かりました。【A】相手に役割を与えると参加してもらえることがある。
【Q】田辺市から:高齢の方が若者に望む物をガチャガチャに入れる。喫茶店経営。高齢者が元気に収益化しているケースがあれば教えてほしい。【A】四国の葉っぱビジネスなど。収益化は重要ではない。男性を集めるには、男だけ集める。役割をあたえることが大切。マッチングをする部分については介護保険からお金がでるケースがある。攪拌することが大事。