司会)小早川係長 八代市役所・出席者紹介(名簿からのご紹介)・グループワークの説明:各グループワークテーブル、zoomブレークアウトルームにて塾生同士の自己紹介・Zoom(サテライト)参加富山県南砺市の紹介
田辺市の事例紹介。田辺市は人口7万人。世界遺産、熊野古道がある。田辺市の地域資源は、海の幸、みかん、梅の産地である。2020年の田辺市の人口が7万人と予測されている。田辺市の社会減の状況を説明。
人口減少による影響。田辺市の経済構造から人口減少による影響が心配される。熊本大学・金岡先生(当時・富山大学)に協力をお願いする。行政職員が汗をかくこと。人口減少社会のこれからの地域づくり。CSV(共通価値の創造)について。補助金施策からの転換、たなべ未来創造塾を立ち上げ、現在の修了生が70名近く。これからのイノベーションプロセスには価値創造が重要。共感、ストーリーは他にはない価値である。
<あかね材の活用事例>木材値段が下がり、枝打ちがされない。虫食い材が増える。デザインの力で新しい加工品を作る。家具を開発する。林業ベンチャー。BokuMokuというチームができる。フィールドワーク、ワークショップ、プロダクト開発、地域と企業がWINWINの関係性の構築へ。
<the CUE(ゲストハウス+シェアハウス+カフェバー)ゲストハウスの事例>空き屋率が高い。移住者増加。外国人観光客の増加。空き屋をリノベーション。ゲストハウスとカフェバーを併設。
<地域商社日向屋さんの事例>日向地区で農業。有害鳥獣被害が大きい。600頭を捕獲する。ジビエ解体施設を誘致する。フレンチシェフとコラボする。ジビエバーガーを開発する。地域循環型レストランを運営する。農家の方への弁当を開発する。
<主婦層をターゲットにしたレンストランの事例>梅とウナギのコラボ商品開発。全国に販路を広げることができる。ふるさと納税の返礼品。廃棄されるウナギの骨を肥料に。梅の木のチップでウナギの燻製。後継者不足を解決。
<コミュニティーを活用する事例>工務店にお客さんを紹介する。お母さん向けのマルシェを開催する。
スポーツ用品店の事例。プロのトレーナーの方とコラボ。健康な子供を育てる体操教室。お客さんが増え始める。認知度UP.。
まとめとして、身近な困りごと解決がビジネスチャンスへ、コミュニティが武器になる、つながりが新たな価値になる。
・たなべ未来創造塾生の活躍が様々な場所で評価されている。・プチ起業塾、高校との連携事業。田辺市の事例が評価されている。・環境省の地域連携共生圏の紹介。・自分たちの地域は自分たちで変えよう。
【Q】田辺市と阿蘇は地域環境が似ている。たなべ未来創造塾のたくさんの事例は,最初からプランを考えているのか。塾の中でプランが仕上がるのか。
【A】鍋屋さん:もともとプランを考えているケースもある。塾の中で事業承継するケースもあった、塾生それぞれ。
【Q】自分たちの住んでいるところがどのように魅力的にみえているのか分からないところがある。魅力を発信していきたい。売り上げUPや宣伝方法はどうしているのか。
【A】鍋屋さん:東京の雑誌ソトコトさんとコラボ。地元の紀伊民報さんに取り上げてもらっている。そこから新聞、テレビへの波及もみられる。
【Q】コミュニティーについて。未来創造塾のコミュニティーは既存のコミュニティーと何が違うのか。マインドが違うからか。
【A】鍋屋さん:商工会議所青年部ではボランティアで課題を解決する。未来創造塾へはビジネスの形まで考えるのでそこが違うところ。田辺市では商工会議所青年部との連携が強い。
【Q】コミュニティ、コラボ、自分たちは何ができるか。たなべ未来創造塾の中で,失敗や課題はあるか。
【A】鍋屋さん:1回目に課題が存在しても。2回目・3回目で改善し,やりつづける事が大切。
【Q】地域課題解決、スモールビジネスの融合。商売として成り立つのか。
【A】鍋屋さん:金融機関の人が中に入ってもらっているので、アドバイスをもらいながら実現化していっている。
1944年創業。2013年(株)たがみに法人化。ストレングスファインダーの結果。社交性。様々な役職、事業をおこなう。イルカふれあい事業。弁慶映画祭。平成の米騒動。1995年食糧法導入、米屋として生きていけるのか。米をブランド化することで新しい武器になるのではないか。農商工連携、ヒカリ新世紀を採用。梅の調味廃液を田んぼへ雑草を抑制する。農業へ参入。新規参入は簡単ではなかった。バネはいつかははねるというアドバイス。パリ在住のデザイナーにデザインを依頼。新聞からテレビへ報道してもらう。学生と一緒に商談会へ参加する。これまでの成果。Uターン増加。作付け面積増。未来塾の出会いから、日本酒「交」を開発。雑誌ソトコトで特集される。関係人口創出講座「たなコトアカデミー」高校生や子供たちへの農業体験。ワーケーションを受け入れる。熊野の山へ広葉樹の植林活動。コロナ禍ではECサイトを立ち上げ。スマート農業の導入、マニュアルの作成。カレー屋さんの事業承継。経営理念、共創。失敗を失敗としてとらえない。人をつながることで新しい価値が生み出される。思考は行動を変える。
スタッフ60名。和歌山県5位消滅都市。石山さんプロフィール紹介。工務店業績3倍。4年連続顧客満足度NO.1。正義の味方ヒーローゴレンジャー。社長は孤独、みんなの長所を活かせば勝てる。お客様感謝祭高垣まつりを開催している。お客さんが友達を紹介してくれる。
きたえるーむ。介護事業を始める。ゲスト、ジム&カフェ。稼働数全国1位。
ハッピーテラス。子供事業を始める。
地方創生。たなべ未来創造塾でのお話。コミュニティは武器になる。シリコンbar。知理魂場。2次会は同場所。立食方式。マルシェ、教育を語る。記者会見。スマートシティ勉強会。ファミコン方式。会社の売り上げUP。素敵な勘違いが地域を救う。クラスの人気者でありたい。地域のお困りごとを解決するとヒーローになれる。楽しみながらまなぶ、大人の運動会。県外からスタッフがあつまる。高垣工務店の新人教育。20代60%。移住者30%。コロナ禍では課外授業に参加しまくる。
【Q】田上さんへ:米の需要はこれから増えていくのか、海外への販売は考えているのか、モチベーションをどう維持するか。
【A】コロナ禍で米は下がった。燃料、肥料の値があがり今は上がっている。今年も上がるだろう。新潟では米粉の加工品を開発している。需要があがる見込み。仲間が増えることでモチベーション、海を見に行く。
【Q】石山さんへ:高齢の方へのビジネスは参考になった。モチベーションはどう維持するのか。
【A】スタッフにほめてもらう。チーズの日。毎週30分その人を褒める会議を開催する。
【Q】地域おこしのグループがあるが取り組む時間が無いキャパオーバー。どのようにしているのか。石山さんへ:おじいちゃんへ遊び場、事業者としての取捨選択はどのようにしているのか。
【A】やらない理由は作れる。寝ないですれば時間はできる。いいわけはしたくないが、働き方改革も守る必要がある。本業をまわしてくれる仲間が必要。地域のヒーローになりたがりが増えた。おじいちゃんおばあちゃんのヒーローになりたい。
【Q】異業種に参入。大きかったハードルは何だったか。
【A】農業参入。経済産業省OK。農林の方は難しい。家族への相談が必要。農産物の値段をそれぞれのケースで決めることを理解してもらうことが困難であった。
介護参入。職人さんへの理解。周りから評価されていくと認められていく。文化づくり。
【Q】お二人ともワーケーションに取り組む。デザインを取り入れて価値をたかめている。コツコツと一つ一つ解決しているところを忘れてはいけない。いいチームに育てていく。ゴレンジャーのお話。バネがはじけていない。どこを目指しているのか。
【A】田上さん:抑えられるほどはじける。ちゃんとはじけている。自分の足下みつめてやっていきたい。
【A】石山さん:見積り出すときに和室プラン追加。スタッフの役割分担で意見を出させる。