阿蘇市一の宮町門前町で「郷土料理はなびし」を営む宮本博史さんより、一宮町門前町商店街がにぎわいを取り戻す活動。熊本地震時の一宮町門前町の地域で対応した様子。先代社長より事業承継をしたお話。熊本市内へ「おやまカレー」、JR宮地駅に「エレファントコーヒー」を出店したことについてのお話をうかがった。
◎事業計画に必ず必要になってくるのが“資金繰り”資金で1番ウエイトを占めているのが“人件費”。雇用する側も雇用される側も目的をしっかり持たないとただのお金のやり取りだけになる。
◎お金の使い方は3パターン決まっている
◎繋ぐ立場と繋がる立場とのコミュニティが大事
活発に質問をする塾生の皆さんと塾生からの様々な質問に丁寧に答えてくださる宮本さん。
Q:山本さんはなびしのHPを覗いてみたら、姉妹店のコーヒーショップを発見しました。カフェやバーを展開するときのコンセプトは?
A:宮本さん地震後電車が寸断されて気軽にショッピングモールへ行けなくなった娘が、「フラペチーノが飲みたい」といった一言から、某有名コーヒーショップへバイトに出向き、勉強し、お店を作った。地元の子ども達のコミュニティのため。
バーも同じく大人のコミュニティのためにオープンした。
他にもコミュニティービジネスとして・自閉症の方達のカフェなどを考えていた。(地震で建物が倒壊したので断念)
Q:甲斐さん経営をすることになった経緯は?
A:宮本さん店の繁忙期に父がお酒を無償で注いでまわっていたので、注意したら翌日、カバン(通帳等入った)を投げられた。
金岡先生
鞄を投げてもらうためには。
コミュニティを意識する
塾生のコミュニティについてのコメントを振り返り。
和歌山県田辺市秋津野ガルテンの地域づくりの取り組みを学ぶ。人口減少社会の地域へ与える影響を考え、ガソリンスタンド、路線バス、買い物、草刈などの集落活動の維持が難しくなることを理解する。
阿蘇地域の人口ビジョンを復習し、人口減少が地域経済を縮小し雇用を創出することが必要となること、地域をあげて困りごとに対して立ち上がり集落での暮らしを維持している地域がある。
ビジネスで地域課題を解決する事例として、移動スーパーとくし丸、乗り合い送迎サービスちょいそこ、でんかのヤマグチ、地域課題に注目するのでうまくいっていることを学ぶ。
他の未来創造塾塾生のビジネス事例として、株式会社大誠仏壇さんの寺子屋づくり、丸進商事株式会社さんの買い物代行サービスのケースを学び、他者が真似できないサービスで競争力が強化された事を理解した。
グループごとに話し合った内容を発表