熊本県天草市の「未来創造塾」会場よりオンラインによる受講形式となりました。阿蘇のほかに玉名市、南砺市(富山県)の4拠点を繋いだ講義を行いました
一つの画面を複数拠点で共有したオンライン講義
天草市の会場から講義をする 岩名 礼介 様
アイスブレイクとして、そもそも高齢者とは何歳から?「おばあちゃん」「おじいちゃん」のイメージはというテーマでグループワークをおこなわれた。85歳以上の高齢者は向こう20年で1.6倍になる推計となっている。介護認定率のグラフを見て80歳前後からが、介護認定率が上がり始めるタイミングとなっている。
各自「高齢者についてのイメージ」をメモする様子
阿蘇を代表してグループワークの発表
距離を感じさせないオンラインによる発表
地域の発表に耳を傾ける塾生のみなさん
地域包括ケアシステムが目指す「高齢者が尊厳を保ちながら、重度な要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができる」という点の講義があり、「住み慣れた地域」には「なじみの人減関係」が必要で、「自分らしい暮らし」には「選択肢」があることが大切なことを理解した。「したいこと」「なじみの関係」を大切にすることが、その人が主体的に生活できるように支援する自立支援につながることが分かった。
「麻雀クラブ」「料理教室」「サロン」「趣味の会」など一つひとつの取り組みは少なくても、その取り組みにより多様なニーズに応える選択枝を提供することにつながっている。
講義のまとめとして、これからの市場は高齢が中心となる。若年層の消費の消費が縮小していくなかで、市場に占める高齢者のお財布の割合が高くなります。街のにぎわいを作ろうと思ったときに高齢者に協力してもらうという発想で新しい場づくりをするのも一つの考え方。
高齢者の方々や、地域を巻き込んだビジネスの、移動販売「とくし丸」。豊明市地域移送サービス「チョイソコ」。でんかのヤマグチ。の実例紹介があり講義は終了した。
天草市の塾生の発表
オンラインでの意見交換の様子
他地域の意見に耳を傾ける塾生
阿蘇代表として発表
「昔は村人が温泉で交流していた。そういったなじみの関係を作っていくことが僕たちの役割だと思う」
「1番大切なのは場づくり。そこで新たなコミュニティが出来てくる。ルールを決めてガチガチにやっていくのではなく、変化を与えられるような新しい仕組みが必要。そういったところに集まる人が主役となって活動していけるといい。」
「昔は村人が温泉で交流していた。そういったなじみの関係を作っていくことが僕たちの役割だと思う」